DIYで木材を使う場合、切ったり、削ったり、つなげたりという作業がでてきます。
その際、電動工具があると楽に早くできますし、ないとできない作業もあります。
中でもコーススレッドを打ち込む電動ドリルドライバー又はインパクトドライバーは必須です。
ただし電動工具は種類がたくさんあり、日本の主なメーカーだとマキタやハイコーキなど5社、その他藤原産業やヒルティ、アイリスオオヤマ、新興製作所、海外ではボッシュやブラックアンドデッカー、中国メーカーまで入れると20社以上ある感じです。
そしてコード式とコードレス、コードレスだとバッテリーの種類が10.8V、12V、14.4V、18V、20V以上とあり、もうわけ分かりません、選ぶだけですごく時間がかかります。
しかし、素人がDIYするだけなら選びようもあるかなと思い、ドリルドライバーについて選び方を考えましたので参考にしてもらえればと思います。
私の失敗談
(初めてのDIY、初めて買った電動ドリルドライバー)
庭先に高さ1.6m、長さ7.2mのウッドフェンスを作ろうとしたときにどうしても電動ドリルドライバーが必要になりました。
私自身はさほどDIYが好きなわけでもなく、通りの目が気になったので、頑張って作る気になり、この一回限りだと思ったので、レンタルを考えました。
近くのカインズホームへ話しを聞きに行くと、インパクトドライバーは1台しか無く、土日はけっこう借りる人が多いみたいで、その週末は無理でした。
※ちなみにこの時点でインパクトドライバーと電動ドリルドライバーの違いを知りません。
パワーが違うぐらいで、今の私が必要としているのは電動ドリルドライバーだと考えていました。
すぐに使いたかった私はホームセンターにある製品を見て回りました。
安くても10,000円から高いのは30,000円ぐらいしました。
しかも見ていると、とてつもなく色々な種類があり、選びきれません。
分かったのは、コードレス(バッテリー式)が高くて、コード式は安いということでした。
そして置いてあるのは、ほとんどがコードレス。
作業的にはコードレスの方が良いのは分かっているが、一回きりの費用としては高すぎる!
一回きりじゃないとしても数年に一回使うかどうか、、、そしてバッテリーがだめになるという、、、ことが想像できる。
コード式だと4,000円前後からあるので、失敗しても許せるし、ほかの用途にも使えるので、今回はコード式をAmazonで買うことにした。
しかもAmazonだと「気に入らないという」理由でも返品できるので安心して買えるのだ。
※あきらかな不具合がある商品を返品したときに、返品理由がリストで出てくるのだが、これを見たときにAmazonすごいと思った!
そして、買ったのは【新興製作所のACD-280A】(買ったとき4,300円くらい)という製品です。
聞いたことのないメーカーでしたが、評価(☆☆☆☆)が良かったので買いました。
で、これで作業に取りかかったのだが、下準備として下穴を開ける段階では全然大丈夫!
「良い買い物したな~」と思いました。
基礎を作って、塗装をして、支柱を立てて、横板を取り付けるぞという段階で、試しに1枚付けてみた。
支柱は75mm角、板厚が19mmをコーススレッド57mmで取り付けようとした。
が、「きつい」かなり力を入れないと打ち込みきれない!
というか打ち込みきれない!
「え?国産杉ってこんなに堅いの!」(支柱は国産、横板はSPF材)と、その時は考えました。
あまりに力がいるし、場所によってはどうやっても入りきらない!
結局あきらめて45mmのコーススレッドに変えて取り付けました。
それでもけっこう大変でした。
あとで分かったことですが、
そもそも「電動ドリルの能力が足りていなかった」
ということが判明しました!
これが私の失敗です。
ACD-280Aの諸元は、
用途:ネジ締め、木材、金属の穴明け
電圧:AC-100V
回転数:0~790min-1
最大トルク:14N・m
クラッチの切替:8段階
穴あけ能力(穴径):鉄工8mm、木工21mm
ねじ締め能力(木ネジ):5.1×40mm(カタログより)
定格時間:20分
これがACD-280Aの能力ですので、当然57mmのコーススレッドは打てるはずがない!
45mmだって無理のはず!
しかし、200本以上の45mmを打ち込みました!
よく壊れなかったなと、今では感謝しかありません。
ということで、作るものに応じた工具を選ぶことの大切さを学びました!