図面があればだれでもできる!
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コーススレッドの種類
木ネジとコーススレッド
木ネジもコーススレッドどちらも木を接合するためのネジですが、コーススレッドの方が溝の幅と深さ及び強度が大きいため、木材を接合する力も強くなっています。
コーススレッドの種類
材 質:鉄、ステンレス
タイプ
コーススレッド(全ネジ、半ネジ)
スリムビス(半ネジ)
サイズ
コーススレッド
全ネジ:全長25mm~100mm
ネジ計3.8mm~4.5mm
半ネジ:全長25mm~120mm
ネジ計3.3mm~5.2mm
スリムビス
半ネジ:全長25mm~75mm
ネジ計3.3mm~3.8mm
全ネジと半ネジの特徴
全ネジは、引き抜きに対する強度は強いが木材同士がピッタリとくっつかず隙間ができる場合がある。隙間ができないようにするには、あらかじめボンドやダボでつないでおくか、クランプなどで強く固定しておく、または下穴を開けておくとうまくいきます。
半ネジは、名前の通りネジの先端から半分くらいまでしか溝がなく、そのため全ネジのように隙間ができずらいという特徴がある。しかしその反面、固定力は全ネジに比べて落ちてしまいます。
長さの選定
コーススレッドは、取付材を貫通して固定材に20mm以上打ち込める長さを選びます。
なので、取付材の厚み+20mm以上がコーススレッドの長さとなります。ただし固定材が1×4材の場合は厚みが19mmなので、突き出ない長さ15mm程度を目安にします。
下 穴
コーススレッドを打ち込む箇所にあらかじめネジ径よりも少し小さく開ける穴を下穴と言います。理由は取付材の割れを防ぐためです。穴計は打ち込むコーススレッドの70%位を目安にします。4.2mmのコーススレッドに対しての70%はは2.94mmですので3mmの下穴となります。
最後に
私はウッドフェンスをSPF(1×4)と国産杉(75mm角)で作ったときに、57mmのコーススレッドを使いました。75mm角の柱に38mm打ち込むことになるのですが、国産過ぎの固いのなんの!何本か電動ドリルで打っただけで、無理だと感じた。打ち込のにかなりの力を加えないとできないため、サイズを45mmに落とし、なんとか作ることができた。それにしても、国産杉の硬さを思い知った出来事でした。
※後日談
そもそも使用した電動ドリルドライバーが57mmのコーススレッドを打ち込む能力がなかったのが分かり愕然としました、、、( ! ! )