図面があればだれでもできる!
図面があればだれでもできる!
素人が自宅前のL型側溝切り下げ
車が2台の時は気にならなかったのですが、息子の車が増えて3台となり、ここに乗り上げることが多くなったのでどうにかしたいと考えていました。
業者にたのまなければできないようなのものだけど、、、、
自分でなんとかできないか色々考えていたところ、いい案が浮かんだので設計をして実行に移してみた。
最初は写真のように、出入り用の製品に置き換えることを考えていた。
しかし設置されているほうの重量が1個56kgで、付け替える方が50kg。
とても一人ではできない作業(重さ)である。
ウッドフェンスを作ったときに基礎ブロックとか重いものを扱ったことで、自分一人で作業できる最大重量はせいぜい25kgまでというのを知った。
このL型側溝はそれを大きく超えてしまっているのだ!
しかもこの製品はホームセンターに置いていないので作っているところから直接買わなければならないのだが、個人に売ってくれるのか?
プロの工事屋さんに頼む
これは最後の手段で自分でできなければお願いするしかない。10万円ぐらいはかかるかな。
段差プレートを使う
ホームセンターで手に入り、重さは16kgなので許容重量なのだが、、、なんか違う感じがする。値段は1個2000円くらい。
歩車道境界ブロック(低)
重さは16kgなのでOK。これは歩道の出入り口に使われている製品で、県道や国道に設置してある所をよく見るが、製品はホームセンターには置いてない。
L型側溝の出っぱりの部分を壊して歩車道境界ブロック(低)を入れることに決めた。
一番の理由は、重さである。
50kg以上のものを扱うには、吊り下げる機械がないとむりなのと、取り外したあと舗装部の補修が難しいと感じたため。
それとYouTubeで自分でもコンクリートが切れるというのが確認できたので、この方法で行うこととした。
ただしどこで製品を手に入れるのか、L型側溝の出っぱりの部分をうまく壊せるのか、うまく補修できるのか、などなど、不安なところは多々ありました。
どこで手に入るのか?
ネットで調べたら、茨城町(水戸市の隣)にある東洋コンクリート工業(株)という会社のカタログを見つけた。
探していた歩車道境界ブロックが掲載してあった。
問い合わせると個人にも販売しているという。
値段は820円、5個買って4510円(税込)!
予想外に安い!
L型側溝(コンクリート)を切断できるのか?
YouTubeで調べたらディスクグラインダーというもので色々切れるというのが分かった。
歩車道境界ブロックはなかったが、鉄やコンクリート製の車止め、レンガ、ブロックなどを切った動画を見るといけると感じた。
ディスクによって鉄、プラスチックなど切れるものが変わるが、コンクリートはダイヤモンドカッターで切れるらしい!
なんとかできそうだと確信する!
設計図はできたが、この通り施工できるかどうかは自信がない。
まずはL型側溝の切断である。
たぶん大きな音と粉が舞うであろう。
ディスクグラインダーとゴーグル、マスクは用意した。
いよいよ施工。
この道路は3軒で持ち合っている私道なので、2軒の方には図面と文書を配って了解を得た。
歩車道境界ブロック(低)を購入
(4510円/5個)
東洋コンクリート工業さんに、電話で訪問する日と、ほしい物と個数を伝えておいた。
事務所前に車で乗りつけて受付すると、担当の人が出てきて製品が置いてある場所まで案内してくれた。
広い敷地を事務所から車で奥に進み、100mほど行ったところに目的のものが段になって置いてあった。
案内してくれた人が5個積み込んでくれた後、事務所に戻って受付の女性が製品チェック、お金を払って購入。
ディスクグライインダー(4384円)購入
Amazonで購入BOSCHのPWS620-100
ダイヤモンドカッター(498円)
ホームセンターで購入
ゴーグル(110円)
メガネの上から付けられる透明タイプをダイソーで購入
その他
モルタル、砕石、野地板などウッドフェンスを作った時の余りを使った
ディスクグライインダーでギンギンいわせながら切りました。
マジックで線を引いておいたが、なかなかその通りには切れなかった。写真でも分かるとおり切断面がガタガタ。
コンクリートは切れたが、下まで刃が届かないので、最後はタガネとハンマーでガンガンやってとりはずした。
細い鉄筋が4本入っていたが、タガネで切断できた。
はやはり音と粉塵が凄かった。
もう後戻りはできない!
立ち上がり部を切断、撤去。
基礎部分を掘って砕石を入れたところ。
コンクリート打設前なので水をまいて湿らせてある。
コンクリートを押さえている木枠があまりしっかりしていないが、埋まってしまう部分なので気にしない。
同じ高さで平らに仕上げるのに気を使った。というか難しかった。
この上にバサモルを敷いてブロックを並べてゆく。
据付ける位置にブロックを並べたところです。
荷物をしばるのに使うPPバンドを輪っかにしてブロックを吊り下げるようにした。
据付が終わったところです。
バサモルを敷いて高さを調整しながら入れたり出したりを繰り返した。
これから土を戻して、すきまにモルタルを入れます。
完成しました!写真は完成から3週間くらいたったものです。車の出入りがやりやすくなった。土の中に見えている白い丸は汚水桝でこれも出っぱっていたので切り下げた。
長い間気になっていたことが解消されて、とても晴れやかな気分です。
しかも十分な出来。
設計では砕石10cm、基礎コンクリート10cmとしたが、実際は基礎コンクリートは5cmくらい、公共工事では検査に通らないけど、自宅なのでよしとした。